●新東京タワーに設ける「観光・知識センター(仮称)」の概要

平成16年2月吉日

 都心展望台の設置はそれだけでも魅力を持つものであるが、それだけでは潜在的来訪者をすべて引き寄せるには不十分である。六本木ヒルズに見るように、展望台を囲んで映画館、美術館、ライブラリー、カフェ、レストラン、ショッピングストア、イベント広場などの複合施設化することによって、最大限の来訪者を獲得している。新東京タワーにおいても、このように展望以外に人をひきつける複合施設とすることが、多くの観光客を長期にわたりひきつけるための絶対条件である。
 そこで、上野・浅草という江戸以来の伝統を保持する立地条件を考慮し、以下の機能を備えた観光・知識センターを併設 を考えている。

基本コンセプト:伝統・伝承・伝心(3D)の発見と新しい東京の創造

<留意点>
1,台東区全体(上野、浅草、谷中など)の文化資源を活用する。
2,上野・浅草の立地を生かす:伝統と隅田川
3,東京の観光センターとして、国内外の観光客を集める。
4,デジタル放送時代の情報発信基地としてのタワー本来の機能を展開する。
5,以上の特性を情報や知識の提供によって支えるライブラリー機能を併せ持つ。


基本機能
1「新しい江戸」観光の拠点:観光・知識センター

※江戸の伝統を生かしながら、新しい都市生活の方向性も示す東京の魅力をアピール
●浅草に代表される台東区の江戸以来の伝統・伝承(生活様式、芸能、伝統産業など)を現代に再生、体験する場となる。
●池波正太郎に代表されるような伝統的食文化などを生かし、スローライフ(ゆったりと楽しく暮らしていこう!という考え方)に関わる情報、知識を提供する1
●隅田川・東京湾を利用した海の東京を開発する(浅草かち両国、築地、本願寺、台場、TDL、横浜へという新しい観光ルート).日本のヴェネツィアをめざす。
●上野公園のミュージアム群や谷中散策などの中継基地となる:関連情報の提供にとどまらず、現物の展示やヴァーチャル体験を可能にする。
●特に海外観光客に対して日本をアピールする顔になる:日本文化情報のセンター
(現在でも多くの外国人が、日本的情緒を残す浅草を訪れている。これに水路を利用してTDLを訪れる多くの海外旅行団を浅草その他の「江戸」観光に引き込む)

2 観光と知識の連携による人材発見:伝統産業活性化と伝統・伝承の学習・創造センター

※「観光」をただ見て終わりにせず、そこから学び、新しい知識を作っていく手助けをする。特
に江戸以来の産業文化の伝統を現代に生かしていくノウハウ、人材を育てる場所になる。
●伝統産業をアートの観点から生かした新しい高価産業、ブランドの創造(皮革産業やファッション産業)を支援する:イタリアのボローニャやトリノに見習う。
●職人技の実演を見て、実際に職人の指導を受けられる。
●小唄、川柳、落語、漫才、ボードビル、日本舞踊などの芸能を産業に結びつけるきっかけを作る:関連企業に廉価なオフィスを提供する。
●情報デザイン、芸能関係のラテライト大学院を誘致する:伝統を再活性化するための新しい知識や技術の導入。
●台東区の小中学生はもとより、全国の修学旅行生が伝統文化・伝統産業を体験・学習し、それを学習成果として発表できるような援助(情報提供、アドバイス、技術指導など)を行う。
●区内各商店街や文化機関と連携した体験ツアーを企画する。

3デジタル文化の創造:デジタルアーカイブ

※国内外から収集・蓄積した、'あるいは放送各社自体が日々生産するデジタル情報を編集・加工し、新しい作品を若い人たちが作っていく手助けをしていく:「(デジタル)伝心」
●民放各社が協働してデジタル番組アーカイブを設置する。
●アーカイブを利用した新しい作品・商品の開発を支援する。
●自動を対象としたメディア・リテラシーを育成する:総合学習に位置づけ。

想定する施設
1,観光情報・学習センター
2,産業育成センター(ビジネス支援図書館、コンサルティング、職業学習、職人技能習得)
3,放送番組デジタルアーカイブと付属施設(メディアラボ、スタジオなど)
4,共通ライブラリーとエンタテインメント施設


 

主催:竜泉連合商店会 協賛:台東区商店街連合会